手稲山で無くしたフォークを探した


前回、といっても半年以上前になってしまうが
手稲山近くの「精竜の滝」に冬の時期にビバーク練習に行ったときに気に入って使っていた食器セットのステンレスフォークを失った。

失った場所としては、山奥というわけでもないし、むしろわかりやすい場所で雪の中に消えていった為に
誰かに拾われているか、全く見当がつかない場所に放置されて見つからないか何方かだろうと思っていた。

さて、ようやく5月も過ぎて手稲山のてっぺんに残っていた雪化粧が落とされていくのを遠目に見ていたところで、失ったフォークを探しに行くことにした。


今回はゆったり山行。

見つかることも諦めていたので、天気が良かったから仕方なく。。。という理由で12時に出発した。

相変わらずの自転車で向かう。いい運動だ。

途中の琴似川では子供たちが何かを釣っている。
晴れているし風もないので気持ちがいいのだろうが、この最近の気温の低さに加え水量の少なさで魚はいるのだろうか。と思いながら、私は汗だくになりながらペダルを漕いでいた。

13時頃にいつもの林道入口に到着した。林道入口で準備をしていると背負子にカラビナでつけていたヘルメットホルダーネットを落としたことに気がつく。

まあ、2000円もしないくらいだったので別にええか。。。と思うことにして先に進むことにする

正直、林道の入り口に自転車をデポするか迷ったが、
安部山までいかなくても、いい具合のトレイルなのでフォーク捜索に時間がかからないようであれば、林道を走るのも良いかもしれない。と考えて押して行くことにした。

入り口に自転車をデポするか迷ったが押して行くことに。

やはり冬の山もキレイで嫌いじゃないが、夏の山の方が自転車で行動する者としては色々とアクティブに考えることができて楽しい。それができるのもフルサイズの折りたたみ自転車であるパラトルーパーのおかげだろうと思う。

いつもの最初に現れる錆びた鉄橋を渡渉しようと近づくと、そこに男性がいた。
山菜採りだろうか?

黒い服装で道の脇、沢の側で何かをゴソゴソしていたので、熊かと思って心臓がちょっと出た。

「安部山までいくんですか?」とクマさんに聞かれた。

自転車に乗っていたから、(流石にこいつは手稲山までのゴロタ場を担いで行くわけ無いだろう)と思われたのだろう。そのうち行ってやるからな。

今回は、落としたフォークを拾うだけだったので、「もうちょっと手前までです。」とテキトウに濁した返事をして別れた。

もう知っている道となったので順調に二番目の砂防ダムに到着。

そこから先へ、つまりは清瀧の滝まで行こうとするとバッチリ藪こぎと沢登りになる。
今回の目的は落とし物探しなので向かわないことにした。

前回ビバーク練習をしたのは堤防のすぐ側だったので沢の方へ降りて、捜索開始。

すると、捜索して数十分。

草木に紛れてキラリと光るモノが目の端に写った。

すぐに見つかった。

半ばあきらめていたので、その場で小躍りするほど喜べるほどだ。気に入っていた食器が見つかって嬉しい。

少し思い出を紹介すると、
このフォークはスウェーデン軍の放出品で、スプーン、バターナイフ、フォークがスタッキングできる仕様となっている。似たようなものは他国の軍用品カトラリーセットでも良くある。

使う分には大きくて持ちやすく、便利ではあるのだが、デメリットとしてはステンレス製で大きいので
日帰り山行などのときは携帯に不便だと感じることは多々あるが、長期野営のときはコレと箸さえあれば事足りるのだ。

使用歴としても、もともとは友人が小さなセレクトショップで購入したものを私が一目惚れして、持っていた登山靴と交換して譲り受けたものだった。

大学在学中から日常的に使っていたし、日本での自転車旅行の時はもちろんのことアメリカでの自転車へも持っていって、しっかり活躍してくれた偉いやつだ。

テロが多くなって空港が厳戒態勢に入っていたときは、バターナイフが荷物検査で引っかかったが、半キレで、こんなんで人が脅せるわけ無いだろと食って掛かったら何とか処分を逃れたこともある。

そんなたくさんの思い出が詰まっている相棒の一つだったので見つかって嬉しい。


さてと、目的のものが10分程度で見つかったので
これからどうしたものかと言うことになってしまったが、目の前にきれいな沢があるではないか。

帰りに豊平川でルアーでウグイでも釣って遊ぼうかと思ってショートロッド持ってきていて良かった。


こちらは砂防の内側(山側)なので水深が無いと思っていたが腰くらいはありそうだった。

暫くクランクを中心に適当に投げてみるも直視できる範囲では魚がいない。

まあ、そりゃそうだ。この砂防は魚が上がってこれるような魚道がないんだから。。。


とりあえず、初渓流釣りだったのでキャストの練習にはなっただろう。
とにかく130cmの竿でも木々の間からのキャストが非常に難しいことがわかった。

ちなみに今回は地下足袋を履いて自転車から山道歩きをしてみたのだが、ドロドロのぬかるみや川の渡渉ではしっかり水がしみてくる。綿の靴下だと水をずっと保持してしまうのでやっぱりネオプレーンのソックスは必要だと感じた。

そして、自転車に乗るのは多少のバランスを取る必要があるが、難しくはない。
しかし、長距離は結構きつい。
突起がないペダルの形状だと問題ないと思うが、私がパラトルーパーに装着しているのは輪行しやすいように、根本が折り畳める機構がある三ヶ島製作所のペダルを履いている。

これには滑り止め用の突起があるので、コレが地下足袋の薄いソールに突き刺さる。
やはり、ソール部補強のために踵固定タイプのサンダルが必要だと感じた。

その他の感想では、乾いた石の上ではしっかりグリップしてくれる。
しかし、濡れて藻が着いている岩だとかなり滑るので渡渉は怖い。

ただ、濡れても問題ないと考えるとトレッキングシューズよりマシか。という感想だ。

といったインプレッションも得ることができたので満足した。

そして釣ることを諦めて、コーヒータイム。

諦めて、コーヒータイム。

アルストにかけたままコーヒーバックを入れたら燃えた。
マグだけ持っていく軽量スタイルだとインスタントかティーバッグのほうが良さそうだ。

菓子パン食ってコーヒーを飲んだら、特にやることもなくなってしまったので、
琴似川のほうでルアーキャストの練習をしようかと考えて下山することにした。

琴似川の方へ来た道をトレースしつつ下っていくと、落としたメットホルダーが落ちていた。

どうやら今日は落とし物が見つかる日らしい。

その後、子供に混ざって琴似川の支流でスプーンをキャストしたりしてみたものの、水はクリアで水量もそこまで多くない為か魚を視認することもできなかったので、プランを変更。

前から気になっていた遠投の練習に良さそうな人っ気が無い浜辺のポイントまで向かうことにした。


つづく。。。