北海道神宮で旅の安全を祈願してきたときの話


この時期にアメリカに行って野宿するのは死ぬかもしれないと思った
※この記事は2017年頃の内容です
2017年10月31日。ニューヨーク・マンハッタン自動車突入テロ事件
2017年12月11日。ニューヨーク・バスターミナル爆破事件
2017年はイスラーム過激派のテロ行為が頻繁に起こっていて
私がアメリカに行く頃も悲惨な事件が発生していた
そして、アメリカ大統領がオバマからトランプに代わり
厳格な移民政策によって鎖国化していく中で
「アメリカに行くなら最後のチャンスになるかもしれない」と私は思った
そんな背景もあって、
結果的に半ば強行的にアメリカへ旅立ったのだったが
その前に
「旅の途中でテロに巻き込まれる可能性もある」と思い
生まれて始めて「ご祈祷」というのを受けてきた
そもそも、厄払いというのも受けていなかった
一応、本厄年という事もあって
10月の北海道神宮を訪れた
本土は10月だというのにまだまだ残暑が残る日が続いていたりしたのだが、
久々に新千歳空港に降りたつと、
すっかり秋を感じられるような気温になっていて驚いた
当日は大安とはいえ平日だったからか
私を含めて数組しか御祈祷を依頼した人はいなかった
ちょうど七五三の時期ということもあって、
七五三の家族連れと新車の車祓いをされる方がいた
旅行安全で依頼したのは私だけ
祈祷時間
■4月1日~10月31日 午前9時から午後5時まで
■11月1日~2月末日 午前9時から午後4時まで ■3月1日~3月31日 午前9時から午後5時まで
祈祷初穂料
■五千円
■一万円以上は神札(おふだ)に願意と記名いたします。
北海道神宮 | 厄年・年祝一覧
厄除け依頼には料金設定が2つある
北海道神宮の場合は
- 5千円
- 1万円以上
一万円以上を収めると、神札にお祈りしたい内容と祈祷される人の名前が記載できる
私は「旅行安全」でのご祈祷依頼だったので
旅行に行く場所と日程を書いてみてくださいと言われた
「米国 一〇月から一二月」と書いたところ

「タナカ ノ リョウタ(仮名)~ リョコウアンゼン~ アメリカコクヘ コンゲツカラジュウニガツゴロのアンゼンヲ イノル~」
みたいな感じで神主さんに読まれた
他の人は七五三や普通の厄払いだったのでちょっとだけ恥ずかしかった
一般的な神社だと電話での予約が必要なようだが、北海道神宮での御祈祷は予約いらなかった
本堂に向かって右手の奥に「御祈祷はこちら」と書いている看板案内に沿って受け付けまで行って、
やってもらいたい祈祷内容を伝えて依頼書をもらい、住所と名前を記入する
ちょうど13時の10分前くらいに受付を済ませたが、
10分後にはご祈祷が開始されて本堂の中に案内された

ご祈祷が終わって、本堂から出るときには
巫女さんからこのような箱が渡される
何が入っているのかと開けてみると
・各種トリセツとパンフレット

・御祈祷木札

・御下という名の細切り昆布

・お神酒
飲みやすくておいしかったです
こんな感じのセット内容

円山公園はすっかり葉が色づき始めていて、エゾリスも冬支度に忙しそうだ
無事にご祈祷が終わったが、何だか新鮮な体験だった
これで事故が起こる可能性が減るかどうかはわからないが
なんとなく
なにかに守られているような感覚になるのは不思議なものだ