
初めての『飛行機輪行』国際線編
わたしはパラトルーパーという折りたたみ自転車で
シカゴからニューヨークを経由してマイアミまで3ヶ月かけてアメリカ縦断しました
自転車を使って旅をするには
- 現地で購入するという方法
- 飛行機で日本から輪行する方法
- 日本から国際郵便で自転車を現地に送る方法
などの方法がありますが
今回は『飛行機で日本から輪行する方法』をしました
国内線では自転車輪行の経験が有りましたが、
国際線では自転車輪行の経験が無かったので、
色々と勉強できる部分があったのでシェアしていきたいと思います!
自転車を梱包する方法
輪行に必要な道具
- 輪行袋 or ダンボール
- 携帯空気入れ
- 六角レンチ
- ラップ
- テープ
- スプロケットカバー

羽田国際空港から、北京を経由して、
シカゴ・オヘア国際空港に向かった時は
OSTRICH(オーストリッチ) の輪行バッグを使いました
こういった輪行バッグを使うと、梱包が非常に楽です
バッグの中に収まっていれば、荷物を受け付けてもらえますが
わたしの場合は
- ハンドルバー
- フレーム
- 前輪タイヤ
- 後輪タイヤ
4つのパーツに分解して、キャンプ道具なども入れて預け荷物にしました
OSTRICH(オーストリッチ) の輪行バッグなら、
ある程度クッション性があるので国際線でも問題なく受け付けてもらえますが
中にボール紙を挟むなどしたほうが、より安全に傷をつけること無く輪行できると思います
手続きのながれと注意するべきポイント
梱包を終えたら手続きです
受付から搭乗までの流れに沿って
注意すべきポイントを解説していきます!
超過料金の現金を用意しておくこと!
国際便の受付カウンターでチケット発行をする際に
荷物の重量を測って預けます
自転車+荷物を運搬しようと思うと
どうしても既定の重量よりも確実に重くなります
その場合は超過料金がかかります
私の場合は合計で33kgあったので1万6千円を支払いました
超過手荷物料金 | ご旅行の準備 [国際線] | ANA
https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/prepare/baggage/checked-in/baggage-over.html
航空会社によっても重量の超過料金も違いがあるのでWEBページや電話で
しっかり確認して現金を用意しておくこと!
カードは使えないので
ANAの場合は4万円くらい持っていれば安心です
あまりにも大きかったり重い場合は預けることができないので
再三になりますが
しっかり航空会社に確認をしておきましょう
もちろん、チケット予約時に
超過分荷物の料金を先払いしておくことも可能です
しかし、受付のときに少しでも重量やサイズが超えていた場合は
料金を支払うことになるので注意です
お預かりできない手荷物3辺(縦・横・高さ)の和が292cm超、1個あたりの重量が45kg(99ポンド)超の手荷物は、お預かりできません。貨物代理店にお申し込みください。
空気圧は抜くこと
手荷物預けカウンターで、中身の確認をするときにも言われることですが
必ず、タイヤの空気圧は抜きましょう
現地に到着して、自転車の空気入れを探し回るのは面倒なので
携帯サイズの空気入れを持っていくと良いですね
乗り換えでは、荷物のピックアップを確認する
旅というのはお金を節約していくことが大半かもしれません
航空券も安い時期に、
格安航空で2回、3回も飛行機を乗りついで現地に行くことも必然的です
しかしながら、乗り換えが多いと待ち時間も多くなり、
それだけ手続きが多くなり手間も多いです。。。
入国、出国手続きだけでなく、
乗り換え空港で手荷物をピックアップ、再手続きを失念していて
飛行機の乗り換えで自分の荷物が別の国に行ってしまった。。。
なんてこともあり得るのです
そういった事故を未然に防ぐには
なるべく格安ではなく大きな航空会社(日本でいうANAやJAL)を利用して
乗り換えも最低でも一回のみにするのが一番有効です
私の場合は
中国版ANAとの高評価がある「海南航空」を利用して北京経由でシカゴに飛びました。
Hainan Airlines – Fly your dreams
- 乗り換え一回
- 最安値
- 預け荷物の重量と料金
など、条件を決めて
スカイスキャナーで航空券を探しました。
あとは航空会社の名前を検索かけて評価を見るのも大事だと思います。
航空会社ランキング【フォートラベル】
大型荷物受取口から受け取り
シカゴ・オヘア国際空港に無事に到着したわたしは
自転車とキャンプ道具が詰まった大きなバッグを受け取るために
回転するベルトコンベアレーンに向かいました
1時間が経ち
2時間が経ち。。。
いつまで経っても荷物が流れてきません。。。
国内線だと、
親切に係員さんが重いバッグを持ってきてくれていたのですが
アメリカだとそんなことはない。
そういうのは事前情報で知っていたのですが
どうやって荷物を受け取るのか知らなかったので
「もしかしたら、飛行機に積み込まれたままになっていて別の国に行ってしまった……」
という不安でいっぱいでした。。。
しかし、その後
わたしは、他の乗客の荷物と同じレーンで大きなバッグが流れてくると思っていたのですが
大型荷物受取口が荷物を受取るフロアの端にあって、そこにありました。。。
その時の安堵感は忘れられません
ダンボールを使った梱包の方法

帰国のときは絶対に失敗したく無かったので、
先に預け荷物の重量超過分料金を支払っておきました
なので、手続きに関しては特に問題なく荷物を引き取ってくれました
マイアミのフォート・ローダーデール国際空港から
UNITEDとANAの共同運航便に乗って
ジョージ・ブッシュインターコンチネンタル空港でのトランジット一回のみになります
あと、ANAとの共同便だったので
日本語が通じる係員さんがいたのも安心ポイントでした
自転車の梱包は輪行袋を調達できなかったこともあってダンボールで輪行しました
その時の梱包の仕方を書いていきます

わたしの場合は
空港近くのホームデポというホームセンターでダンボールとラップを購入しました
Paratrooperの梱包の仕方になるので、
あまり参考にならないかもしれませんが。。。
パラトルーパーはかなりコンパクトにできて、
タイヤが26incサイズなのですが、それと同じくらいフレーム本体が小さくなります

流れとしては輪行バックのときと一緒です
- タイヤの空気を抜いてフレームから外す
- タイヤ、サドル、リアキャリア、ハンドルを外す (ペダルは工具がなかったので断念)
- 余ってたビニール袋を使って剥がし跡を回避しつつ、テープでハンドルバーをフレームに固定する
- 余ってたタイロックでチェーンとフレームを固定する
- なんとなくスレ傷防止でスプロケットに袋をかぶせてみる
- 全部のパーツをうまくまとめる
- タイヤの空気を抜いたかもう一回確認する。
- ブランケットを巻き付けてラップとテープで固定する。
- 段ボールに梱包する
- 完成
ビニール袋を使って剥がし跡を回避しつつ、テープでハンドルバーをフレームに固定する

直接テープを貼ると、剥がすときに跡が着きます
必ず、ビニールや布で巻いてから、上からテープを巻いてまとめましょう!
あと、ハンドルバーのネジなどは紛失しやすいので外したら元のネジ穴にさしておいたほうが無難ですよ
タイロックでチェーンとフレームを固定する

チェーンがぷらぷらして、フレームを傷つけるのが嫌だったので
余っていたタイロックで固定してみたのですが、
帰国時に関しては空港から直接、クロネコヤマトで家に送ったので
チェーンを外しても良かったかもしれません
スレ傷防止でスプロケットに袋をかぶせる

フレーム本体をタイヤで挟む形で梱包するので
こちらもフレームの傷防止として、スプロケットにカバーをしました
ラップでぐるぐる巻にする


ラップは梱包のとき、非常に便利です
ダンボールと一緒に必ず調達しておきましょう
ホームセンターに行けば、食品用ではなく大きいサイズのものが置いてあるはずです
「梱包用ラップ」もしくは「ストレッチフィルム」という名前で販売しています
自転車が届いた!

帰りは成田空港に到着したのですが
空港から自転車とキャンプ道具が詰まったダンボールは家に全部送りました
空港宅急便はサイズが『3辺合計160cm』まで上限なので
大きいスーツケースくらいしか送れません。
しかし、大荷物最安値のヤマト便であれば自転車も送ることができます
ヤマト便であれば、3辺200cmを超える自転車のように大きな荷物でも、
利用予定の空港内にヤマトのカウンターがあれば、受け取りも発送も可能です
もちろん、そのまま送ることは出来ず、ある程度分解する必要はありますけれど。。。
開封してみると。。。


覚悟はしていましたが、かなりダメージがあります。。。
- フレームの傷
- ブレーキディスクが曲がる
- スポークプロテクターの破損
- スポークの歪曲
ある程度なおせるものは直しましたが
やっぱり、フレームに傷がいくつも出来てしまったのは凹みます。。。
ポイントまとめ
1,ダンボールか輪行袋を使おう!
2,空気入れは持っていこう!
3,かならずチケットの確認をしよう!
あらためて、チケットは必ず確認しましょう!
アメリカ旅のときに、行きの空港を成田と羽田を間違えて
いきなりタクシー代3万が消えていった。。。
ということに、ならないようにしましょう!
すてきなcyclingライフを!